ご先祖様を供養する時の遡り方
ご先祖様の供養を行う際は、まず家系調査表を用いて遡ります。
しかし、途中で離婚などの理由で先祖がわからなくなることも多いので、その場合どうしたらよいか悩む方も多いでしょう。
基本的には、血筋ではなく、現在受け継いでいる苗字の家系を重視します。
なぜなら、古いご先祖様が地上界に執着を残す場合、直接関わり合いのなかった子孫より家柄・受け継いだ土地に関心を持つことがほとんどだからです。
霊界は心で繋がる世界です。
もし離婚・再婚で異なる家系になったあなたに執着するご先祖様がいる場合は、直接または間接的に心の交流のあった人の可能性があります。
その場合は、個別に人間関係の側面から確認していきます。
そのため、ご先祖様の救霊を行う際の基本は、まず家系を調べ、次に個人的な人間関係を霊査していくことです。
また、どの程度遡るかは、四代前のご先祖様ぐらいまでにしています。
どんなに執着を残したご先祖様でも、子孫が懸命に生きる姿を見ることで心に希望が湧いたり、自然浄化作用で徐々に執着が薄れ自ら成仏していくからです。もちろん、守護指導霊たちの導きもあります。
あまりに長期にわたって地上界に干渉するご先祖様がいる場合、それは複合的な問題を含んでおり、非常に強い未浄化霊である可能性が高いため、時代や歴史的背景を含めてよく調べる必要があります。
ご先祖様への祈り
日頃のあり方として、ご先祖様へどのように心を向けるかも重要です。
「〇〇を叶えてください」や「助けてください」と祈らないようにしましょう。
霊人が物質界に影響を与えるには限度があり、ご先祖様は心苦しい思いで見守っているからです。時には苦難に遭っている子孫を見て泣いている方もいらっしゃいます。
ご先祖様がたちが安心して霊界で魂の学びに励む事ができるように、私たちは、霊の乗り船であるこの肉体・環境を与えてくださったことへの報恩の思いと、自らを高め心をまっすぐに生き抜こうとする姿勢を見せること、それが真の先祖供養へと繋がる道です。
不幸な家系に生まれたとしても、子孫である私たちの心のあり方を示していくことで未浄化霊となっているご先祖様を救い、家系の運命をも変えていくことができます。
まずは感謝の心を向けることを意識していきましょう。